2011年 07月 20日
活版印刷用フィルム実験 |
先日東京に行った際、友人カリグラファー三戸美奈子さんに、彼女が東京の活版イベントに参加した折、製版フィルムにダイレクトに書いたというものを見せてもらった。フィルムにペンで書く(引っ掻く)にはいろいろとこつがいるようだ。紙とは勝手が違う。いったいどんなことになるのだろう?これは試してみるしかない。なに活さん(なにわ活版研究所)ご協力の下、試してみた。
使うペンニブは、と。
スピードボール、アウト〜〜。
ミッチェル、もちろんアウト〜〜。
いよいよ三戸さん推奨のブラウゼの小さなペンニブで。問題なしのOK〜〜!!但し、筆圧をかけながら書くので、ニブが開いた隙間は引っ掻けずに残るという、ちょっと面白状態。
乾いた表面は簡単には引っ掻けない。水を付けながらの作業。ペンはスルスルと滑らかに進む。時々ニュルッ、ズリッとコントロール不能になることも。
でも、こういう文字を書いて印刷しようと思うなら、書きやすい紙に書いて、納得する文字で版を作る方が良いよね。何より、ずっと筆圧をかけながら書いていると手にはよろしくない。
ということで遊びへ。
引っ掻いてフィルムが透明に抜けてくると、白黒とはまた違った魅力に胸がキュンとする。
きっと誰でもがするように、私も透けた部分を覗いてみた。
透けていることの面白さを残したいと、写真も少し工夫してみた。
紙に刷ってできたものも好きだが、このフィルムの状態もすごく好きだ。
そして遊びはエスカレートしていった。今自分の中で「流行って」いる遊びへ。
平面だけど立体に見えるものに惹かれる。踊る文字たち?
フィルムをなに活さんに持参したところ、すぐに製版してウィンドミルを動かして下さった。
樹脂版でもモジョモジョ線の面白さんがくっきりと出ている。手フートではここまで出ないのだろう。
リノリウムを彫って版にしたもの、紙で作った版など、また近々なに活さんに足を運んで試し印刷をさせていただく予定。
可能性を切り拓いていくことって本当に楽しい!
清水裕子ウェブサイトはこちらから
使うペンニブは、と。
スピードボール、アウト〜〜。
ミッチェル、もちろんアウト〜〜。
いよいよ三戸さん推奨のブラウゼの小さなペンニブで。問題なしのOK〜〜!!但し、筆圧をかけながら書くので、ニブが開いた隙間は引っ掻けずに残るという、ちょっと面白状態。
乾いた表面は簡単には引っ掻けない。水を付けながらの作業。ペンはスルスルと滑らかに進む。時々ニュルッ、ズリッとコントロール不能になることも。
でも、こういう文字を書いて印刷しようと思うなら、書きやすい紙に書いて、納得する文字で版を作る方が良いよね。何より、ずっと筆圧をかけながら書いていると手にはよろしくない。
ということで遊びへ。
引っ掻いてフィルムが透明に抜けてくると、白黒とはまた違った魅力に胸がキュンとする。
きっと誰でもがするように、私も透けた部分を覗いてみた。
透けていることの面白さを残したいと、写真も少し工夫してみた。
紙に刷ってできたものも好きだが、このフィルムの状態もすごく好きだ。
そして遊びはエスカレートしていった。今自分の中で「流行って」いる遊びへ。
平面だけど立体に見えるものに惹かれる。踊る文字たち?
フィルムをなに活さんに持参したところ、すぐに製版してウィンドミルを動かして下さった。
樹脂版でもモジョモジョ線の面白さんがくっきりと出ている。手フートではここまで出ないのだろう。
リノリウムを彫って版にしたもの、紙で作った版など、また近々なに活さんに足を運んで試し印刷をさせていただく予定。
可能性を切り拓いていくことって本当に楽しい!
清水裕子ウェブサイトはこちらから
by letter-arts
| 2011-07-20 18:38
| 活版印刷