2012年 08月 22日
2012夏の線布 |
お盆休みを瀬戸内の実家で過ごしてきた。
こんなにのびのびと過ごした夏休みはここ数年なかった気がする。
友達と瀬戸内の島を巡ったり、沢山線を描いたり・・・そうそう、夏休み中でも線は描きたくなる。
実家の母は手芸が大好きなので、母の作業スペースにはいつも何かしら布類が置かれている。その作業場で細長い端切れの束を見つけた。裏が少し透けるいい感じの白い木綿布だった。好きに使っても良いというので、アクリル絵の具と平筆で線を描く遊びを始めた。
黒い絵の具でゆっくり線を描いてみると、筆が通った後に刷毛跡が残り、濃淡がとても素敵だった。面白い勢いで、3、4mほどの長さの布数枚に、黙々と線ばかりを描いてみた。
出来上がった長い布たちを眺めているだけでも幸せな気分だったけれど、おもてに出て、瀬戸内の海、空、島の遠景と共に記念撮影してみることにした。
外はよい風が吹いていた。
端切れらしく端はギザギザで、よれた皺もついたまま、余り布として畳まれていた布たちが、風の中で嬉しそうに泳いでいるように見えた。
清水裕子ウェブサイトはこちらから
こんなにのびのびと過ごした夏休みはここ数年なかった気がする。
友達と瀬戸内の島を巡ったり、沢山線を描いたり・・・そうそう、夏休み中でも線は描きたくなる。
実家の母は手芸が大好きなので、母の作業スペースにはいつも何かしら布類が置かれている。その作業場で細長い端切れの束を見つけた。裏が少し透けるいい感じの白い木綿布だった。好きに使っても良いというので、アクリル絵の具と平筆で線を描く遊びを始めた。
黒い絵の具でゆっくり線を描いてみると、筆が通った後に刷毛跡が残り、濃淡がとても素敵だった。面白い勢いで、3、4mほどの長さの布数枚に、黙々と線ばかりを描いてみた。
出来上がった長い布たちを眺めているだけでも幸せな気分だったけれど、おもてに出て、瀬戸内の海、空、島の遠景と共に記念撮影してみることにした。
外はよい風が吹いていた。
端切れらしく端はギザギザで、よれた皺もついたまま、余り布として畳まれていた布たちが、風の中で嬉しそうに泳いでいるように見えた。
清水裕子ウェブサイトはこちらから
by letter-arts
| 2012-08-22 02:04
| 線