2014年 05月 09日
壁文字第2弾 |
4月の中頃、用賀(東京)にあるボクシングジムの壁に文字を書いてきた。例によって三戸美奈子氏と2人だ。
大阪の印刷屋さんの壁に書いたのがちょうど1年前。今回も前回同様、2人で分担して三箇所に書かせてもらった。私の担当は一箇所。少しばかり時間のかかるデザインを2日かけて仕上げた。打合せ段階では2階に上がる階段のかなり高い位置に書く予定だったが、当日、ジムのボクサーKOICHIさんのはからいで、急遽ジム内のリングサイドに変更となった。同じく三戸さんが予定していたガラスに書く文字も、リングサイドへと変更。こんな特等席に書いてもいいんですか?と恐縮しながら、三戸さんは早速レイアウトの変更を、私は変更がきかないデザインだったので、トレースして作業を開始。Unbeatable spirit. 横には大書された「魂」が。これも必然的な流れか?と思わせてくれる。
使ったのは耐光性のある赤いマーカー1本だけ。白い壁に向かうはずが黒い壁....。果たして赤い線は大丈夫なのか?一瞬不安がよぎったが、若干の沈みはあるものの、やはり線も群になると強い!書き進むにつれて存在感がどんどん増してきた。
このデザインは、文字の周辺を囲む線の連続でできている。ただただ直線を書き連ねて行くのだが、どこにどんな風に線を引いていくかは、その時の流れで決まる。行き詰まったらそこはとりあえずほうっておいて、他の箇所をさわる。そんなやり方で本体を仕上げた。どんな風に見えるかは、近くからでは分からない。本体部分については、どこがどう見えようとあまり問題ではない。
考えつつ作業したのは、四方八方に伸ばすビロビロ(?)した部分。上方向も手の届く範囲に限度がある。ここだけはビロビロを出す位置と終わる方向、そして分量のバランスを遠くから確認しながら作業したので、思った以上に時間がかかった。
どんな風に仕上がるかは、自分でも予想できない。そこがワクワクと楽しい部分だ。流れで生まれるこういう作品の作り方は、バクチのようだが、一度経験すると....。
黒壁を一直線に進む三戸さんの白い文字と、ウニャウニャとした生き物のような文字の塊。
もう一箇所、こちらは予定通りの階段横に三戸さんのフリーな文字が躍る(黒文字部分のみ)。
両日とも、文字を書く横でトレーニングをする人たち。そしてハイテンションな音楽と2分おきに鳴るbeep音。
そんな、自分の日常とはかけ離れた環境で文字を書いた2日間。
本当によい経験をさせてもらった。
きっと、また来年もどこかの壁に書いているに違いない!(そう期待しつつ)
ジムの皆さんありがとうございました!!
清水裕子ウェブサイトはこちらから
大阪の印刷屋さんの壁に書いたのがちょうど1年前。今回も前回同様、2人で分担して三箇所に書かせてもらった。私の担当は一箇所。少しばかり時間のかかるデザインを2日かけて仕上げた。打合せ段階では2階に上がる階段のかなり高い位置に書く予定だったが、当日、ジムのボクサーKOICHIさんのはからいで、急遽ジム内のリングサイドに変更となった。同じく三戸さんが予定していたガラスに書く文字も、リングサイドへと変更。こんな特等席に書いてもいいんですか?と恐縮しながら、三戸さんは早速レイアウトの変更を、私は変更がきかないデザインだったので、トレースして作業を開始。Unbeatable spirit. 横には大書された「魂」が。これも必然的な流れか?と思わせてくれる。
使ったのは耐光性のある赤いマーカー1本だけ。白い壁に向かうはずが黒い壁....。果たして赤い線は大丈夫なのか?一瞬不安がよぎったが、若干の沈みはあるものの、やはり線も群になると強い!書き進むにつれて存在感がどんどん増してきた。
このデザインは、文字の周辺を囲む線の連続でできている。ただただ直線を書き連ねて行くのだが、どこにどんな風に線を引いていくかは、その時の流れで決まる。行き詰まったらそこはとりあえずほうっておいて、他の箇所をさわる。そんなやり方で本体を仕上げた。どんな風に見えるかは、近くからでは分からない。本体部分については、どこがどう見えようとあまり問題ではない。
考えつつ作業したのは、四方八方に伸ばすビロビロ(?)した部分。上方向も手の届く範囲に限度がある。ここだけはビロビロを出す位置と終わる方向、そして分量のバランスを遠くから確認しながら作業したので、思った以上に時間がかかった。
どんな風に仕上がるかは、自分でも予想できない。そこがワクワクと楽しい部分だ。流れで生まれるこういう作品の作り方は、バクチのようだが、一度経験すると....。
黒壁を一直線に進む三戸さんの白い文字と、ウニャウニャとした生き物のような文字の塊。
もう一箇所、こちらは予定通りの階段横に三戸さんのフリーな文字が躍る(黒文字部分のみ)。
両日とも、文字を書く横でトレーニングをする人たち。そしてハイテンションな音楽と2分おきに鳴るbeep音。
そんな、自分の日常とはかけ離れた環境で文字を書いた2日間。
本当によい経験をさせてもらった。
きっと、また来年もどこかの壁に書いているに違いない!(そう期待しつつ)
ジムの皆さんありがとうございました!!
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by letter-arts
| 2014-05-09 20:27
| 壁文字